市街地などで樹上からリーリーリーとしきりに鳴く音が聞こえてきます。その存在感は大きく、多数生息している場所ではほかの虫の音は埋もれてしまいます。一頭だけでも大きな音を出すので、鳴いているとすぐにわかります。ですが生活圏が樹上なので、周りに木などがない広い田などの場所では聞こえません。うしろでリリリリリリ、と鳴いているのはハラオカメコオロギです。
市街地などで樹上からリーリーリーとしきりに鳴く音が聞こえてきます。その存在感は大きく、多数生息している場所ではほかの虫の音は埋もれてしまいます。一頭だけでも大きな音を出すので、鳴いているとすぐにわかります。ですが生活圏が樹上なので、周りに木などがない広い田などの場所では聞こえません。うしろでリリリリリリ、と鳴いているのはハラオカメコオロギです。
どこででもよく聞ける鳴く音のひとつ、エンマコオロギ。草むらや分離帯などから聞こえてきます。エンマコオロギは高いところでは生活しないので、鳴いているのは土のある地面。コロコロリーという聞きなしで知られます。街中にいるコオロギの仲間は一律に鳴くものが多い気がしますが、エンマコオロギは鳴く音に緩急があり一度覚えるとすぐにわかります。
8月も半ばを過ぎ、写真の線路沿いでは日没とともにしきりと虫たちが鳴き始めています。録音からは、さて何種類の鳴く虫の音が聞こえるでしょうか。ぜひ耳を澄まして聞いてみてください。録音時間は約8分、ファイルサイズは約15MBです。聞こえた虫の音の解説をしていますので、聞いた後にリンクをクリックしてご覧ください。
愛知・知多半島の写真を紹介する「in the pen.」。8月に撮影したものです。次回は9月上旬掲載予定です。
以下のリンクをクリックするとPDFファイルが開きます。ファイルの転載はお断りしておりますが、個人で楽しむ場合はご自由に印刷してください。(ファイルサイズ:約4MB)
秋の七草に数えられるクズ。よく茂って鉄道の法面やフェンスなどを広く覆い、夏から秋にかけて大柄な赤紫色の花を咲かせる。根からつくられるくず粉は、くずきりやくずもちの原料。暑さをしのぐ涼し気な食べものとなる。クズの花が終わるころ、葉の陰で鳴く虫たちが翅を震わせ、きれいな音を月夜に響かせる。
キツネノマゴ科。夏場、草むらをよく見るとぺろんと舌を出したような赤紫色の花を見かける。とても小さいので見過ごしがちだが、群生する場所では赤紫色が草の上で点点としてきれい。名前の由来はわかっていないが、「狐の馬子」だとしたら馬子に化けた狐が、荷物をもって逃げる時に「あっかんべー」をしている姿から来たのかもしれない。
愛知・知多半島の写真を紹介する「in the pen.」。6月に撮影したものです。
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愛知・知多半島の自然写真を紹介する「in the pen.」を掲載しました。7月に撮影したものです。
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「生き物と自然へのまなざし」第二回はニイニイゼミ。よく知られるセミの中でも体が小さく樹皮に紛れるような翅をもつセミを取り上げています。ぜひ読んでみてください。
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カラスウリの花は昼間咲いていない。くたっと閉じて、レースをまとった花弁もくるまっている。夜になると徐々に白い花が開き幻想的な表情を見せる。カラスウリの花粉媒介者(ポリネーター)は口吻の長いスズメガの仲間。夜に花を咲かせる種のポリネーターは、決まっていることが多い。秋、カラスウリの橙色の実がいくつもつるから垂れさがる姿も趣深い。