ツユクサ

初夏の野草といえばツユクサを思い浮かべる。朝方歩いていると、路傍や公園の片隅などで青色の花を点点と咲かせている。昼には花はしぼんでしまう。そのはかなさが朝露に似ていることからツユクサと呼ばれるようになったといわれる。花由来の青い色素は水に溶けやすいので染物などの下絵に使われたという。和歌にも詠まれ古くから愛される花。