田んぼの中や付近から、急くようにジィジィジィと聞こえてくるのはタンボコオロギです。田んぼから聞こえてくるのはササキリの仲間など、キリギリスの仲間が多い印象ですが、そのなかでしきりと、ほかのコオロギの仲間と少し違う調子で鳴いています。録音では周囲でエンマコオロギなども鳴いています。
田んぼの中や付近から、急くようにジィジィジィと聞こえてくるのはタンボコオロギです。田んぼから聞こえてくるのはササキリの仲間など、キリギリスの仲間が多い印象ですが、そのなかでしきりと、ほかのコオロギの仲間と少し違う調子で鳴いています。録音では周囲でエンマコオロギなども鳴いています。
「鳴く虫の観察会」につきまして、日程が合わずご参加いただけない方へ、追加日のお知らせです。19日(土)は予定が合わないけれど、虫の音を覚えたい・たくさんの音を聞いてみたい、と思われている方がございましたら、以下の日程も観察いたしますのでご連絡ください。集合場所・時間につきましては19日と同じです。1年を通じて虫の音がもっとも多く聞こえるこの時期、ぜひご参加ください。
追加日/9月20日(日)、25日(金)、26日(土)
鳴く虫の観察会・チラシ(追加日) 2020.9.21更新
9月19日(土)に「鳴く虫の観察会」をおこないます。場所は愛知・知多半島の阿久比町です。車、鉄道でアクセスしやすい場所にある田んぼ付近では数多く鳴く虫の音を聞くことができます。鉄道脇のマント、川の土手、畦や田んぼのなかなど、さまざまな場所から聞こえてくる虫の音に耳を傾けてみませんか。
詳細は下記リンクからご覧ください。
鳴く虫の観察会・チラシ(追加日) 2020.9.21更新
草むらから聞こえるプチッ、プチッとはじけるような音はツユムシです。知らないと虫の音ということもわからないかもしれません。一頭で鳴いていても聞き逃してしまいがちですが、録音の場所では数頭が近くにいたようで、しきりとはじくような音が聞こえます。録音で聞くと耳に痛いと感じることもあるので、音量には気をつけてください。後ろではエンマコオロギがしきりと鳴いています。

愛知・知多半島の写真を紹介する「in the pen.」。8月後半です。
以下のリンクをクリックするとPDFファイルが開きます。ファイルの転載はお断りしておりますが、個人で楽しむ場合はご自由に印刷してください。(ファイルサイズ:約5MB)
ササキリの音は、草むらからシャリシャリシャリシャリ……という連続音で聞こえます。同じように連続音で聞こえるウスイロササキリよりも音が粗く、むらがある印象です。その分、耳には入りやすいのかもしれませんが、なかなか認識できないことも多いようです。
モリオカメコオロギの音は、おもに林縁から聞こえてきます。音の特徴としては、リーリリリリ、と最初の音が若干伸び、リリリの数にはばらつきがあります。ハラオカメコオロギの音を聞き慣れると、差がよくわかると思います。林に生息しているのですが、この録音は鉄道の法面ですので、かつて林のあった場所付近にはまだいることもあるのかもしれません。
ササキリの仲間、オナガササキリ。ジャッジャッジャッと濁った音で聞こえます。音は途中で止まったり、長く続いたり不安定なので、慣れるまではわかりづらいかもしれません。田や草むらから聞こえてきます。昼間に録音したためうしろではツクツクボウシがさかんに鳴いています。
ウスイロササキリの音は、田や草むらなどからシュルルルルルルル……という連続音で聞こえてきます(一定間隔で途切れる鳴き方もあります)。キリギリスの仲間の多くがそうですが、コオロギの仲間のようなはっきりとした音ではないので、慣れないと録音も聞こえないかもしれません。夏から秋にかけて昼間も鳴いています。丈の長い草むらがあると、わりとよく耳にします。
騒がしい鳴く音で知られている、クツワムシ。草むらなどからガチャガチャガチャガチャ……と大きな音が聞こえます。市街地で聞くことはありませんが、聞ける場所では一か所でたくさん鳴いている印象です。一方、タイワンクツワムシもクツワムシのようにガチャガチャガチャガチャ……と鳴きますが、ジャッ、ジャッ、ジャッという音がはじめに合図のように入ります。こちらは聞ける場所が限られています。
クツワムシ
タイワンクツワムシ