観察会「アカガエルのたまごをみる」のお知らせ

2025年、最初の知多半島での観察会は、「アカガエルのたまごをみる」です。昨年は、2月12日に最初の卵塊を確認。2月17日の観察会では、大小40個の卵塊が田んぼにあらわれていました。2月21日の夜に、まだ若いアカガエルたちのカエル合戦を観察しましたが、翌日、同じ場所に卵塊はありませんでした。3月2日には、同じ場所でオタマジャクシが泳いでおり、田んぼにはオタマジャクシを狙う昆虫やクモなどが動き始めていました。今年も、冬眠から目覚めて産まれたアカガエルの卵塊と、周囲の草花の様子を観察します。(写真は、フキ。昨年2月撮影)

〇日程/2025年2月16日(日)

〇時間/13:30集合~15:30頃、終了予定 ※場合によっては30分ほど延長することもあります。余裕をもってご参加ください。

〇集合場所/美浜町・恋の水神社駐車場 地図はこちら

※自動車の場合は、「恋の水神社」駐車場にお越しください。知多半島道路「美浜IC」を出て5分ほどです。電車の場合は、最寄りが「知多奥田」駅になります。13:13着の列車でお越しいただけましたら迎えに行きますので、その旨お知らせください。駅からは車で3分ほどです。

〇費用/無料

〇その他/観察会の前に、昼食をとられる方は、各自ご用意ください。トイレは神社にあります。田んぼ道を歩きます。ぬかるんでいるところもありますので、汚れてもよい、歩きやすい靴でお越しください。寒さが予想されますので防寒対策をお願いします。メモを取る場合は、筆記用具をご用意ください。

★予定の変更など/開催日の前に、予定の変更など、ご連絡をする事があります。その場合は、お申し込みいただいたメールアドレスにご連絡しますので、お手数ですが、当日の前に一度メールをご確認ください。よろしくお願い致します。

お申し込みはこちら

 

南知多の風景

知多半島の最南端に位置する南知多町。人口はおよそ1万5000人。1958(昭和33)年に、愛知県で最初に指定された国定公園「三河湾国定公園」の一部であり、薪炭としても活用されたウバメガシを中心とする雑木林が、町の半分ほどの面積を占めている。沿岸部では水産業が盛んで、漁獲量は県内一。海浜植物が生育する砂浜や、海辺の生きものたちが生息する岩礁も、かつてに比べるとずいぶん減ってしまったが、まだ残っている。

町内の各地区は、三河湾側の北から時計回りに、豊丘、大井、片名と続き、半島先端に羽豆岬のある師崎。伊勢湾側に回って、豊浜、山海、内海。内海を過ぎると、観察会の開催地でもある美浜町の小野浦となる。島しょ部では、篠島、日間賀島が南知多町になる。

南知多町のなかでも、これまで縁のある地区が大井と内海だ。大井には、最近は滅多に見かけなくなってしまったシュンランが自生している森がある。海沿いでは、鳶ヶ崎という岬の名前が示すとおり、トビが営巣しており、一年中、空を見上げると飛んでいる。冬場は、ツルウメモドキなど木の実も豊富で、サネカズラの実は多く見かける。あちらこちらで真紅の実が垂れ下がっていて、寒風のなかを歩いていても、見ると少し明るい気持ちになる。

昨年の6月、以前からとてもお世話になっている味噌・たまり蔵の徳吉醸造さんを訪ねると、「ちょうど今の時期は、クサフグの産卵時期です」と教えていただいた。シーズンは6月いっぱい、新月と満月の頃、満潮の3時間ほど前が産卵ピークとのことだった。月齢を調べて、新月の日に、上陸大師像のある聖崎公園に行ってみた。岸壁沿いのテトラポット下の砂地で、数百匹のクサフグが波に揺られながら、産卵行動を繰り広げていた。毎年調査している研究者の方が来ていて、「以前は砂がもっとあったので、クサフグの数も多かったのですが」とおっしゃっていた。大井は、まだまだ自然の不思議と出会える土地だと思う。

もう一つの地区、内海も楽しい土地である。一般的には、夏に砂浜が海水浴客でにぎわうことで知られており、「砂時計の町」という看板もあちこちで見かける。

海水浴場のある浜から、東へしばらく行くと、つぶてヶ浦がある。海岸は岩礁が広がっているのだが、ここの岩には、対岸の伊勢から力比べで神さまが投げた岩が落ちたもの、という言い伝えがあり、鳥居が立つ。古くは浜で塩づくりが行われていたので、製塩土器の欠片もよく見つかる。夏場に岩礁にできたタイドプールをのぞくと、クロナマコやヒライソガニがいたり、ギンポが貝のなかに隠れていたり。砂浜ではスナガニが地面に穴をあけて生活していて、遠目に見ていると、砂団子を巣から運び出している。海浜植物も春から初夏にかけて花が咲き、ハマダイコン、ハマヒルガオ、ハマエンドウなどが彩る。

昨年の秋に、たまたま、同じようにこのつぶてヶ浦に魅かれて作品づくりをされている方と奥さまと、ギャラリー「ガルリラペ」で知り合いになったのだが、実は、私が子どもの頃にすでに出会っていたことが分かって、とても驚いた。縁というものは、本当に不思議なものだと、つくづく感じる。

内海の集落には、入見神社という神社があるのだが、ここものどかな雰囲気が漂う気持ちのいい神社だ。狛犬の姿形が個性的で楽しい。近所には、鳥の観察でお世話になっている方が住んでみえて、よく訪ねるのだが、名古屋から知多半島道路を走ってきて、集落に入ると、ふっと心のテンポが変わる。何が理由なのかはよく分からない。

忘れてはいけないのが、内海には「はじまりの森」がある。2019年8月、最初に訪ねた3か所の観察地のうちの一つ。スギとウバメガシの森で、この5年半で一番足を運んでいる場所。ここで出会った生きものや植物には印象的なものも多い。同じように、この谷筋と森をチョウの観察場所にしている方とも知り合い、また訪ねる楽しみが増えた。

南知多には興味のある場所が、まだまだ多くある。山海の海岸には、岩礁が続く場所がある。豊浜の小佐漁港の近くから急坂を上ると、山から海が一望でき、一面に畑が広がる。内海には、小高い場所を選んで石の四天王像が立てられているが、それぞれ興味深い森である。大井には湧水湿地があるという話も聞く。観察テーマは、まだまだ尽きない。

観察だけでなく、南知多の自然や土地に魅かれて訪れた人たちが、さまざまな表現活動を始める、そんな未来も想像してみる。世界を例にとれば、ブルターニュ、スケーエンなどが思い出される。なんだか、とても楽しそうだ。

 

 

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“Aloe’s flowers”

Aloe was introduced from abroad during the Edo period. It was valued as a folk medicine and is often seen planted along the coast. In winter, when flowers are scarce, aloe flowers add bright colours to the landscape. [JANUARY 2025]

Aloe arborescens

「医者いらず」とも呼ばれ、民間薬として重宝されたアロエ。冬に独特なオレンジ色の花を咲かせます。南アフリカ原産というルーツに納得する色合いです。

 

椋鳩十を読む会・1月

奇数月第3土曜日に開催している「椋鳩十を読む会」。椋鳩十の文学作品を読み解きながら楽しく活動しています。今回は、以下の内容で行います。

〇日程/2025年1月18日(土)13:00~16:30

〇場所/昭和生涯学習センター・第1和室

〇アクセス/名古屋市営地下鉄「御器所」駅下車。2番出口を出て、御器所ステーションビルを右折し真っすぐ5分ほど歩くと着きます。有料駐車場有り(1回300円)。

地図はこちら → 昭和生涯学習センターの場所

〇参加費/大人500円、子ども(小学生以下)250円 ※資料代、会場代に使用

〇内容/①話題「新年の抱負など」 ②課題図書「カイツブリばんざい」 ③課題図書「金色の足あと」

〇備考/・「金色の足あと」は、同タイトルの作品集(理論社)があるほか、いくつかの本で読むことができます。「カイツブリばんざい」は「椋鳩十の野鳥物語」(理論社)に収録されています。・歌の練習はお休みです。・初めての方もお気軽にご参加ください。

終了しました。ご参加いただきありがとうございました。

 

第五回出版文化を考える会・まとめ

12月22日、五回目となる出版文化を考える会を開催しました。

第一題は、「文学者を知る」です。これまで15人の文学者・表現者を取り上げてきましたが、新たに5人の表現者を紹介しました。「自然を見つめる」という言葉を聞くと、まずは、草花に親しんだり、観察したり、生きもののライフサイクルを考えたり、といった事柄が思い浮かぶかもしれません。「内なる自然」という言葉がありますが、自分自身の身体や心の状態をよく観察すること、他にも、その地域の自然に包括された土地に生きる人々の仕事や習慣を知ること等も、自然を見つめることなのだと思います。表現者たちの体験や経験に基づく言葉の数々は、現代に生きる人々が忘れかけている、大切な事柄に気づかせてくれるものだろうと、資料作成と話し合いを通じて感じました。

第二題は、前回に引き続き、「和紙と産業」についてです。飯田市の「久堅和紙」と、インドの出版社「タラ・ブックス」について考えました。

資料はこちら→ 第五回資料

さて、お知らせの通り「出版文化を考える会」は、しばらくお休みします。次回は、来年6月に熱田区内の会議室に場所を変更して開催する予定です。引き続き、過去の出版文化について学びながら、二十一世紀における出版活動の在り方を一緒に考えていきたいという方がございましたら、ご参加ください。次回開催までの期間も本会の内容についてのお問い合わせは、受け付けております。内容に興味のある方がございましたら、お問い合わせフォームより、ご連絡ください。

 

1月・2月の観察会スケジュール

2024年も残すところ10日となり、年の瀬が徐々に近づいてきました。2025年1月、2月の観察会スケジュールが決まりましたので、お知らせします。

 

「第7回 椋鳩十を読む会」 ※終了しました。

日時:1/18(土) 13:00~16:30

場所:昭和区・昭和生涯学習センター第1和室

◇奇数月第三土曜日に開催している「椋鳩十を読む会」。今回は「金色の足あと」「カイツブリばんざい」を読みます。歌の練習はお休みです。

 

「第24回 西味鋺観察会」

日時:2/1(土) 10:00~12:00

場所:北区・西味鋺コミュニティセンター

◇名古屋市北区で開催している「西味鋺観察会」。新年最初は恒例の「七草がゆを食べる」をテーマに開催します。実際に摘んできた「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ」と収穫の「すずな、すずしろ」を粥に入れて、春の七草を味わいます。今回は、食べながら、2025年の年間スケジュールについても話し合います。「自分たちが暮らす地域でも観察会がしたい」と考えている方がございましたら、ご参加ください。

お申し込みは、mail(at)hanayasuribooks.com(相地透)までご連絡ください。

 

「アカガエルのたまごをみる」

日時:2/16(日)  13:30~15:30頃終了予定

場所:美浜町奥田・恋の水神社

◇新年最初の知多半島での観察会は、こちらも恒例の「アカガエルのたまごをみる」です。アカガエルは、立春が過ぎ、数日間の雨が続く時期に冬眠から一度目覚めて、交尾・産卵します。田んぼにあらわれたアカガエルの卵塊を観察し、田んぼ周辺の春の兆しを探します。

内容の詳細はこちら

 

写真展「知多半島をめぐる」のお知らせ

来年1月に開催する写真展のお知らせです。2024年5月から10月に撮影した写真から選んだ30点を展示します。会期中は、毎日ギャラリーにおりますので、お時間がございましたら、是非お立ち寄りください。ご来場を心よりお待ちしております。

〈開催概要〉

相地透写真展「知多半島をめぐる GO AROUND THE PEN.―from SUMMER to AUTUMN in 2024」

2025年1月24日(金)~28日(火)

11:00 OPEN/18:00 CLOSE

会場:ガルリ ラペ 名古屋市昭和区高峯町143-15

https://www.g-lapaix.com/

[ギャラリーへの行き方]〇地下鉄でお越しの場合、名城線「八事日赤」下車後、2番出口を出て頂き、「八事日赤病院北」交差点を東山タワーが見える方向へ進んでください。スーパーマーケット「FEEL」を越えた次の区画、道沿いの左手にあります。〇バスでお越しの場合、「妙見町」が最寄りです。下車後、「FEEL」を左手に進んでください。〇駐車スペースは3台分ございます。近隣にコインパーキングがございますので、ご利用ください。

地図はこちら

 

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“Red berries of Japanese roses”

Winter is the season when the berries of the grass and trees stand out in the field. Japanese roses had white flowers in summer. Now they are glowing their red berries in the winter afternoon light. Their colors are bright and beautiful.  [DECEMBER 2024]

Rosa paniculigera

夏に白い花を咲かせるノイバラの仲間には、ノイバラ、テリハノイバラ、ミヤコイバラなどがあります。この実は、ミヤコイバラ。実と托葉の形で見分けます。

 

はなやすり出版文化を考える会(12/22)

12月22日(日)の「はなやすり出版文化を考える会」について、お知らせです。

第五回となる今回の内容は、

〇題目1「文学者を知る16~20」
〇題目2「和紙産業と出版活動 その2」
〇題目3「2025年の本会について」

と題し、考えます。

題目1で取り上げる文学者は、重要文学者一覧(下記、PDFをご覧ください)をご確認ください。今回は、「熊谷守一」「入江泰吉」「星野富弘」「佐藤忠良」「甲斐信枝」の5人を取り上げます。初めての方は、第二回、第三回、第四回のまとめの記事内に、「文学者を知る1~15」の資料がありますので、ご覧ください。

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第四回のまとめはこちら

第三回のまとめはこちら

第二回のまとめはこちら

題目2では、前回に引き続き「和紙」について考えます。具体的には、いくつかの和紙生産地の特色を資料にまとめて、それをもとにお話します。また、和紙に関するさまざまな話題を、自由に話し合いながら、アイデアを出していきます。

来年2月に名古屋国際会議場が長期休館に入るため、本会場での「出版文化を考える会」は一旦、お休みします。題目3では、新しい会場の候補地など、2025年の本会について話し合います。

 

<会場>

名古屋国際会議場 会議室433

会場のホームページはこちら

<日時>

2024年12月22日(日) 13:15開始 16:30終了 ※途中、休憩を入れます。

<参加資格>

①1977年1月1日以降生まれの方

②出版に関する知識は、まずは必要ありません。豊富な知識よりも出版について興味・関心があり、ご自身の様々な体験を通した経験をもとに、話し合いに参加できる方を歓迎します。話し合いに参加して、今、取り組んでいる活動や、携わっている仕事に活かしたい方、出版社がつくられていく過程を目の当たりに出来るという稀な機会を一緒に楽しみながら考えたい方も、ぜひお越しください。

<参加費用>

1,500円(会場費、資料費等に使用します)

<定員>

15名

<懇親会>

終了後、懇親会を予定しています(17:30~19:00、場所:コメダ珈琲店)。お気軽にご参加ください。

 

参加のお申し込みはこちら

 

これでよいの塩梅

12月に入った。10月から11月にかけて、さまざまな場所を訪問し、開催する行事も多かった。そんな慌ただしい日々の中でも、楽しい出会いがたくさんがあり、考えることに追われていながらも、充実感があって、今年のハイライトと思える二カ月間だった。

エッセイを書こうと思いながら、なかなか、まとまらずにいる。なので、なんとなく考えていることを、トレースしながら、そのまま、今年最後のエッセイにしようと思う。

少し前のことだが、ぼんやりと、こんなことを考えた。「『でんでんむしのかなしみ』のカタツムリが、ナメクジと出会ったら、どう思うだろう」。「でんでんむしのかなしみ」は、新美南吉が書いた幼年童話の一つ。一匹のカタツムリが、自分の背負っている殻には、悲しみが詰まっていることを知り、どうしたらよいか考える。友だちのカタツムリに、私は不幸せですと話すと、友だちは、私の背中にもいっぱいだと言う。別の友だちにも聞いていくが、同じ答えが返ってくる。そして気づく。悲しみは誰でも持っていて、私は自分の悲しみを堪えていかなくてはいけない。カタツムリは、不幸を嘆くことをやめる。

数年前、ある自然史博物館を訪ねた時に、陸生貝類についての展示があった。陸生貝類は、カタツムリやキセルガイなどが知られるが、ナメクジも陸生貝類に入る。解説をよく読んでいくと、イメージと異なり、ナメクジは、カタツムリより原始的な生物ではなくて、進化した生物と書いてあった。殻のなかにあった器官を体の方へと移し、殻に隠れることができるメリットよりも、背負わないメリットを追求し、殻を背負わずとも生きていけるようになったのがナメクジ、というような内容だったと思う。

おぼろげな記憶を思い出しながら、こんなことも考えた。「でんでんむしのかなしみ」のカタツムリに、ナメクジは、こう言うのではないか。「わたしはもうかなしみをせおうのをやめました。あなたもそうしたらどうですか」。

なんとなく糸口が生まれたので、その先のカタツムリとナメクジの対話を想像し始めたのだが、それ以上、考えるのはやめた。なぜかというと、自分なりの結論が、もう出ていることに気づいたからである。私が考えるカタツムリは、この後、どのような対話をナメクジと展開したとしても、悲しみを背負うことをやめない。なぜかと問われたら、上手く説明することは難しいのだけれど、たぶん、やめない。

進化は身の回りの環境に適応して、世代交代し続ける可能性をより高めることを目指すものだと思う。ナメクジは、身を軽くし、どのような場所にでも入っていけるように体を作り替えた。大きな、重たい殻を背負わず行動するさまは、カタツムリであった頃よりも、スマートになったと言えるかもしれない。カタツムリは、天敵がやってきたら、背負っている殻の中に隠れることができる。けれども、そこに詰まっているのは悲しみ。悲しみのなかに身を隠し、じっと過ぎ去るのを待つカタツムリよりも、自分を取り巻く環境に適応して、賢く動き回るナメクジの方が、周囲の危険と対峙する力があるようにも見える。

ナメクジの言葉を聞いたら、カタツムリは思うだろう。「自分もスマートになれたらどんなにいいだろう。私の背負っている殻は重いし、中には悲しみが詰まっているのだから」。だが一方で、こうも考える。「しかし、みんなが悲しみを背負うことをやめてしまったら、世の中に生まれる悲しみは、誰が背負うのだろう?」。カタツムリは考え続けるが、結論は出ない。進化を選んだら、再び戻ることはできない。生物の進化は不可逆。一度下ろした殻を再び背負うことは、できない。

ここまで書いてみて、いよいよ何かを言いたいような文章の流れになってきたので、この辺りでやめようと思う。この話もまた、よくある言葉遊びである。

さて、年内にまだ訪ねる場所、大事な会が、いくつか残っているが、そうしているうちに今年も大晦日を迎えるだろう。来年、2025年は、今世紀が始まり、四分の一が経過する節目の年。来年もまた、身近な自然をよく観察して、文学者・表現者たちが書き記してきた文章をよく考えながら、自分の為すべきことに、丁寧に取り組んでいこうと思う。

一年間、エッセイを読んでくださり、ありがとうございました。少し早いですが、みなさま、お身体に気をつけて、良い年末年始をお過ごしください。