ヒメヒオウギズイセン

初夏になると、濃いオレンジ色のうつむいた花をそこここで見かける。アヤメ科のヒメヒオウギズイセン。南アフリカ原産で、明治時代に入ってきた当初の名前モントブレチア、クロコスミアとも呼ばれる。路傍、畑の一隅、草地などさまざまな場所に逸出し街中でも見かける。花は穂の下側から順番に咲いていく。いくつか頭のうえにつぼみが残っている頃が、一番きれいな気がする。