9月・10月の観察会スケジュール

9月に入りましたが、まだまだ暑い日が続いています。8月下旬、9月上旬に名古屋市北区西味鋺と阿久比町で「鳴く虫の観察会」を開催し、秋の観察会シーズンが始まりました。9月、10月の観察会は、以下の通り、予定しています。たくさんのご参加をお待ちしております。

 

「第5回 椋鳩十を読む会」※終了しました。

日時:9/21(土) 13:00~17:00

場所:昭和生涯学習センター・視聴覚室

◇奇数月第三土曜日に開催している「椋鳩十を読む会」。今回は「クマバチそうどう」を読みます。また、椋鳩十の詩を歌にした唱歌を練習します(今回はグランドピアノを使用します)。

 

「鳴く虫の観察会」※終了しました。

日時:9/22(日・祝) 18:30~20:00頃終了予定

場所:阿久比町役場付近の田んぼ

◇9/7に続き、阿久比町での「鳴く虫の観察会」です。秋分の日を迎え、秋の雰囲気も深まってきた田んぼ周辺を散歩して、虫の音に耳を傾けます。

 

「秋の観察会」※終了しました。

日時:10/6(日)  13:30~15:30頃終了予定

場所:武豊町自然公園

◇6月に続き、武豊町自然公園で観察会を開催します。10月に入り、ツクツクボウシも鳴き終えて、静かになった雑木林を散策します。どのような花や虫たちと出会うでしょうか。秋の気配を感じながら、観察します。

●参加のお申込は、9月下旬に内容の詳細を掲載します。

 

「第21回 西味鋺観察会」

日時:10/26(土) 10:00~12:00 ※日にちが変更になりました。

場所:矢田川・水辺の広場(西味鋺コミュニティセンター集合)

◇名古屋市北区で開催している「西味鋺観察会」。地域に暮らしている親子の方たちが毎回参加して、春に咲く野の花を観察したり、川に入って虫を捕ったり、楽しく活動しています。「自分たちが暮らす地域でも観察会がしたい」と考えている方がいらっしゃいましたら、是非ご参加ください。

●参加のお申込は、mail(at)hanayasuribooks.com(相地透)に、お名前と参加人数をお知らせください。

 

SCENE in the pen. 077

“Grasshopper singing loudly”

In September, I visited the fields where the crickets and grasshoppers live at night. When I got out of the car, I heard lots of the sound in the grass and rice fields along the railway. There were grasshoppers singing loudly over the sound of the running railway. They are only found here on the Pen. When I shone the light on him, he stopped singing and remained still for a while before leaping away into the grass on strong legs. [September 2024]

Mecopoda elongata

タイワンクツワムシは、海に近い暖かい地域に局地的に住んでおり、かつては愛知が生息地の北限とされていました。ジャッ、ジャッ、ジャッと短く切れる音で鳴き始め、ジャカジャカジャカ……と大きな音でにぎやかに鳴きます。

 

積ん読

数年前の冬、東京駅から名古屋に帰って来るときに、夜8時の新幹線まで時間があったので、付近にある商業施設、「キッテ丸の内」に立ち寄った。洒落た落ち着きのあるビルディングで、高い吹き抜けを中心に、各フロア、選りすぐられたお店が並ぶ。それらのテナントは個性的で、名古屋でも見かけるチェーン店も入っているのだが、雑貨屋さんなどは、地方のお店が入っている。日本郵政が運営母体だからだろうか、石見、鯖江、高岡、豊岡、京都など、全国津々浦々だ。都市の名前を、頭の中で日本地図に置きながら、日本は職人の国なのだな、とあらためて実感する。ちょっと買うには、高価なものが多いが、丁寧に作られた商品が並んでいるので、1フロアずつゆっくり見て歩いているだけで、楽しく時間が過ぎていく。屋上にあがると、東京駅を一望できる庭園が設えてあり、数年前、開業当初の姿に再現された東京駅丸の内駅舎を上から見ることができる。訪ねたときは、工事が終わり公開されてから、まだ間もなかった時期で、大学生くらいのグループが三脚を立ててライトアップされた駅舎を撮影していて、楽しそうだった。

その折に、施設内の書店で購入した一冊の絵本がある。タイトルは「翻訳できない世界のことば」(エラ・フランシス・サンダース、前田まゆみ・訳/創元社、2016)。世界中の言語から選んだ、他国の言葉への翻訳が難しい独特な単語を、イラストレーターである著者が絵とともに紹介している。北欧フィンランドでは「トナカイが休憩なしで疲れず移動できる距離」のことを、「ポロンクセマ」という言葉で表すそうだ。お国柄が反映されたユニークな言葉の数々の中、日本語から選ばれた一つが「積ん読(つんどく)」である。「買ってきた本を、ほかのまだ読んでいない本といっしょに、読まずに積んでおくこと」と解説されている。

8月も終わりに差し掛かり、大型の台風がノロノロとやってきて、外に出掛けづらかったので、ひさしぶりに本棚を整理することにした。本棚の整理は数年おきに、気が向くとしている。本はたまに動かして空気に触れさせた方が良いと、ずいぶん昔に、たしか古書店主の方のエッセイで読み、それ以来、定期的に本棚から出している。「本はなかなか手放せない」という話をよく聞くが、私は、ある程度本が溜まったところで、今後読まないだろうと判断した本は、古本屋に持って行く。ただ、やはり一定の期間、自分の本棚に並び続けた本を手放すのは、それなりに気力も使い大変なので、数年に一度、ということになる。

千葉から名古屋に持ち帰ってきた本は、段ボールに数箱と大量にあったのだが、この十数年のあいだに、コツコツと減らしてきた。当然、その間に買い足す本もあるので、減ってもまた、増える。本棚からはみ出るほどに本がある状態が続くと、自分の脳内もパンパンに詰まっている気分になる。なので、「この十数年、本棚に残し続けたのに、ここに来て手放すのは忍び難いけれども、やはり、この先の計画を考えると、脳内スペースはある程度確保しておいた方がよいだろう」と決心し、2日間かけて本を選別した。

すっきりした本棚を眺めると、自分が本当に読みたかった本が、はっきりしてきた。「あれも、これも」と散漫だった意識が、「これだけで、良い」になると、途端、読む意欲が湧いてくる。数年間、しなくてはいけない事、考える事が多く、本を開いても、なかなか読み進められない時期が続いていたので、ようやく読む意欲が湧いてきたのは嬉しい。

積んどいてあった本のタイトルはというと、大学の講義で購入し、積読期間は25年になる「ロシアの妖怪たち」(斎藤君子、スズキコージ・絵/大修館書店、1999)。100年前に採取された植物標本と物語、「ポール・ヴァーゼンの植物標本」(ポールヴァーゼン、堀江敏幸/リトルモア、2022)。北アメリカ先住民の著者が語る、植物と先住民族文化にまつわる話、「植物と叡智の守り人」(ロビン・ウォール・キマラー、三木直子・訳/築地書館、2018)。ブックオフでふと目に留まって購入した、スペイン児童文学「太陽と月の大地」(コンチャ・ロペス=ナルバエス、宇野和美・訳、松本里美・絵/福音館書店、2017)。少し前から興味を持っている日本庭園についての解説書、「日本の庭ことはじめ」(岡田憲久/TOTO出版、2008)など。文庫や実用書なども含めると、まだ何冊もある。

9月に入り、台風は熱田の周辺からは離れたようだ。まだしばらくは安定しない日が続くだろうが、徐々に秋は深まっていく。読書の秋、そして、収穫の秋。人々が乾いた地面を耕し、ふかふかと肥えた土に種を撒いて育てた実を収穫する時期は、もうすぐだ。

 

第三回出版文化を考える会・まとめ

8月26日、第三回目の出版文化を考える会を開催しました。

午前10時に地下鉄西高蔵駅から徒歩数分の高座結御子神社に集合。その後、熱田の代表的な史跡を巡りました。

午後は、名古屋国際会議場で、話し合いをしました。前半は、フィールドワークで回った場所をおさらいし、「あつたデータベース」の構想をお話しました。熱田の歴史については、すでに多くの方々の地道な取り組みによる優れた資料・書籍があります。宮宿は、東海道のなかでもっとも大きな宿でした。多くの文学者や学者が訪ねた歴史があり、人々の交流が盛んだった土地です。おそらく、これまでに熱田を訪問したことが伝えられている人だけでなく、他にもよく知られた人物が訪ねているはずです。熱田を訪ねたことが記された日記などの記述を収集し、データベース化し、外から見た「熱田」を知る事で、魅力をさらに発展させることができるのでは、という話に行きつきました。

その後は、完成した40人の文学者リストから、8人を取り上げ、その文学者が重要である理由をお話しました。また、今後の流れとして、来年2025年は、文学誌発行に向けての準備期間とし、2026年の創刊を目標とすることもお知らせしました。

資料はこちら→ 第三回出版文化を考える会・資料

次回は10月26日(土)の開催を予定しています。「文学者を知る」は、10人分をお話します。もう一題は、「和紙・地域・自然」をテーマとする企画案についてお話します。また、来年2月から2年間、名古屋国際会議場が休場となるため、現在の形での「出版文化を考える会」は年内で一旦終了します。残り二回となりましたが、興味のある方は是非ご予定ください。

 

「鳴く虫の観察会 in 阿久比」のお知らせ

鳴く虫の観察会のシーズンとなりました。今年も猛暑となった夏ですが、そろそろ虫たちが野や町にあらわれて、翅を震わせて鳴いています。6年目となる阿久比町での鳴く虫の観察会です。この観察地は、知多半島において、一か所で、もっともたくさんの種類の虫の音が聞こえる場所の一つです。その数はおよそ30種ほど。愛知県では50種ほどの鳴く虫が記録されていますので、その半分以上がこの場所に生息しています。今年は9月上旬と9月下旬、2回開催します。(下の写真はウスイロササキリ)

〇日程/2024年9月7日(土)、9月22日(日)

〇時間/18:30集合~20:00頃、終了予定 ※集合時間を変更しました。

〇集合場所/阿久比町役場駐車場 地図はこちら

※電車でお越しの場合は、最寄りが「阿久比」駅になります。駅から町役場までは、徒歩7分ほどです。

〇費用/無料

〇その他/食事は済ませてからお越しください。トイレは役場に隣接する公民館にあります。メモを取る場合は、筆記用具をお持ちください。外灯のある舗装された道を歩きますので、懐中電灯等は必要ありませんが、鳴いているところを観察したい方はLEDライトがあると便利です。

 

終了しました。ご参加いただきありがとうございました。

 

椋鳩十を読む会・9月

奇数月第3土曜日に開催している「椋鳩十を読む会」。椋鳩十の文学作品を読み解きながら楽しく活動しています。今回は、以下の内容で行います。

〇日程/2024年9月21日(土)13:00~16:30

〇場所/昭和生涯学習センター・視聴覚室

〇アクセス/名古屋市営地下鉄「御器所」駅下車。2番出口を出て、御器所ステーションビルを右折し真っすぐ5分ほど歩くと着きます。有料駐車場有り(1回300円)。

地図はこちら → 昭和生涯学習センターの場所

〇参加費/大人500円、子ども(小学生以下)250円 ※資料代、会場代に使用

〇内容/①近況報告 ②課題図書「クマバチそうどう」 ③歌の練習

〇備考/・「クマバチそうどう」は「椋鳩十の小動物物語」(理論社)に収録されています。・歌について、今回はグランドピアノを借りて練習します。これまでに参加されている方は楽譜をお持ちください。練習する曲は、「昔なじみ」「祭の音」「心の海」「野いばら」「はなやかなひととき」「一つ星」(※当日配布)「獨りぼっちもいいぞ」(※当日配布)の7曲です。初めての方にはすべての楽譜を当日配布しますので、お気軽にお越しください。

 

SCENE in the pen. 076

“Grasshopper singing in summer”

A grasshopper was found in the grass at a small shrine. Japanese katydid differ in shape between western and eastern Japan. Wing length vary from long to short. In summer, they are among the first to start singing in the grass. When autumn arrives, they stop singing and end their lives. [August 2024]

Gampsocieis buergeri

 

夏の鳴く虫の代表格、キリギリス。暑い夏の昼間に、草むらで「ギーース、チョン」と鳴いています。立秋が過ぎ、秋の鳴く虫があらわれ出す頃、生を終えて、その音は聞えなくなります。西日本と東日本では種が異なります。

 

歩く人

夏も真っ盛りとなり、連日うだるような暑さが続く。そろそろ髪を切ろうと思い、いつも行っている金山の散髪屋さんに行くことにした。金山は、熱田の北の端。JR、名鉄、地下鉄の各線が交わる金山総合駅があり、南北を結ぶコンコースは毎日、たくさんの人が行き交う。北口側には、若者たちでにぎわう商業施設があり、居酒屋や飲食店も多い。南口側は、やや歩く人の数が落ち着いているが、こちらも飲食店が並ぶ。かつてボストン美術館が入っていた高層ホテルも南口側にある。駅前広場では、物産展などのイベントが行われていることも多い。家から一番近くの繁華街が金山である。

熱田伝馬町の交差点から、熱田神宮東側を北へと車で走る。そのまま走っていけば、大須があり、パルコと松坂屋が並ぶ矢場町に着く。金山は、ずっと手前。10分かからず、到着する。

金山駅付近は、朝の交通で混雑していた。道路工事も重なって、なかなかスムーズに進まないなか、赤信号で止まった。何とはなしに道を歩く人たちを眺めていると、看護・福祉系の専門学生と思しき服装の女性が、マンションの入口に目を落とし、すっと道を逸れた。何かを拾いあげる。辺りを見回して、街路樹に目を向け、近づく。木に何かを引っ掛けているようだ。そのまま何事もなかったように、また歩き始めた。車道からは、掛けられた物が何か見えなかったが、たぶん、引っ掛けられる部分があったので、持ち主が探しに戻って来たときに気づき易いよう、木に掛けたのだろう。何かと気が回らない朝の時間帯に、ちょっとしたことに目が留まって、気遣える人。掛けてある落としものに出会うことはあっても、落としものを掛けている人に出会うことは、あまりないので、爽やかな気持ちになった。

毎日のように歩いていると、いろんな人に遭遇する。一番多いのは、道を聞かれること。神宮を参拝した後のご夫婦に地下鉄の駅を聞かれたり、中国人の若者が門に気づかず通り過ぎてしまって、神宮への入り方を聞かれたり。バス停の場所を聞かれることも、よくある。

近所には公的機関が多いので、場所を聞かれることもある。法務局、公証役場、年金事務所など。「どこだったかな?」と考える場合もあるが、頭の隅に家族や人との会話が残っていて、大体思い出す。場所の記憶はおもしろく、普段から見ていても、一向に記憶に定着しない場所もあれば、一回聞いただけなのに、すぐ覚える場所もある。場所の記憶力は、生きものが生をより充実したものにするために、必要な能力だと思う。動物や鳥、昆虫も、自分の生息場所周辺の環境の把握と、変化に合わせた適応は必須だ。場所を記憶に定着させる力と、人生における役割について、突き詰めて考えていくと、深い思索ができる気がする。

ある夜、いつもの散歩コースを歩いていると、道端で若い男性に、「あの、すいません」と声を掛けられた。近づくと、ポストの前で立ち止まっている。手に持った封筒をこちらに見せて、「どっちに入れればいいんでしょうか?」と聞く。「どっち? ええと、何か特別な郵便?」「いや、普通の封筒の」「速達?」「ちがいます」。「じゃあ、こっち。狭い方でいいと思いますよ」。若者は嬉しそうにお礼を言って、投函し、すぐに立ち去った。

こんなこともあった。学校の合唱コンクールなどでも使われる、名古屋市教育センターという施設が、通りを一本入った裏手にある。そこは鳴く虫の観察コースでもあり、一年を通して、よく歩く。夕方の帰宅時には専門学校の学生が駅に向って、たくさん歩いている。もう少し遅くには、近くの会社に勤めている人たちが歩いている。師走の午後8時頃、歩いていると、教育センターの駐車場で、会社員という感じの女の人が寝ていた。暗いので、一瞬、目を疑ったが、やっぱり寝ているので、近づく。大きなリュックを頭に敷いている。「大丈夫ですか?」。肩を軽く揺する。反応がない。もう一度「大丈夫ですか?」と声を掛けると、「はっ、ええ、らいじょうぶです……」とにこやかに、怪しい呂律で言い、目を閉じた。理解する。酔っ払いだ。かつて、どれだけ、この不毛な言葉のやり取りをしてきたことか。ため息をつきたくなるが、そうは分かっても、寒い冬に、このまま寝込んでしまっては、命にかかわると言えなくもない。近くの交番を思い出そうとしたが、一番近くにあった交番は、ずいぶん前に廃止された。仕方がないので、110番した。

熱田に限らず、町には、そこで生活をしている人たちの考えや営みが、良くも悪くも、必ずあらわれている。自分が暮らしている町を歩くのは、昼でも夜でも楽しい。だからこそ、誰にとっても、いつでも安心して、風と歩みを楽しめる町であってほしい。

 

はなやすり出版文化を考える会(8/25)内容変更

8月25日(日)開催の「はなやすり出版文化を考える会」の内容を変更します。

第三回となる今回の内容は、

〇題目1「文学者リスト完成版の解説と、文学誌刊行までの流れ」
〇題目2「出版の拠点『熱田』を知る」

と題し、考えます。

新しい文学誌の刊行に向けて、取り上げるべき文学者のリストを4月から作成してきました。8月3日に無事完成し、40人の文学者(表現者・学者)のリストが出来上がりました。以下のPDFファイルをご確認ください。

list_literature_final_01

list_literature_final_02

これらの文学者・表現者の作品や学者の著書、また、エッセイや言葉を通し、どのように自然を見つめていたのかを探りながら「人と自然のかかわりを文学的にアプローチする」というのが、新しい文学誌の主旨となります。ここに取り上げた文学者たちは、自然にまつわる話だけを書いていたわけではありません。他にも「この人は入らないの?」という人物が思いあたるかもしれません。さまざまな側面から考えて、21世紀の今、あらためて、注目されるべき文学者(表現者・学者)として、この40人を選びました。第三回では、選んだ理由(今回は8人分)と、文学誌の創刊に向けての今後の流れを具体的に考えてみます。

題目2では、出版拠点となる熱田について考えます。具体的には、どのような地形か、どのような歴史的背景があるかなどを資料をもとにお話します。また、当日の午前中に、フィールドワークを行います。現在の熱田は、どのように道が繋がり、周辺がどのような環境なのか、実際に車で回ってみます。

興味のある方は是非ご参加ください。

 

<会場>

名古屋国際会議場 会議室433

会場のホームページはこちら

<日時>

2024年8月25日(日) 13:15開始 16:30終了 ※途中、休憩を入れます。

※フィールドワークは、10:00開始 11:30終了です。集合場所は車・電車ともにアクセスしやすい場所を決めて、直前にお知らせします。

<参加資格>

①1977年1月1日以降生まれの方

②出版に関する知識は、まずは必要ありません。豊富な知識よりも出版について興味・関心があり、ご自身の様々な体験を通した経験をもとに、話し合いに参加できる方を歓迎します。話し合いに参加して、今、取り組んでいる活動や、携わっている仕事に活かしたい方、出版社がつくられていく過程を目の当たりに出来るという稀な機会を一緒に楽しみながら考えたい方も、ぜひお越しください。

<参加費用>

1,500円(会場費、資料費等に使用します)

<定員>

15名

<懇親会>

終了後、懇親会を予定しています(17:30~19:00、場所:コメダ珈琲店)。お気軽にご参加ください。

 

終了しました。ご参加いただきありがとうございました。

 

SCENE in the pen. 075

“Crabs in holes on the beach”

Summer beach in the Chita peninsula. There were many holes in the sand. Numerous balls of sand around the hole. I decided to move away from the hole and see what happened. After a while, a crab showed its face from the hole, looking around. Then it went outside and started making sand balls. But when I moved just a little, it sensed my presence and instantly hid in the hole. It was just a moment. [JULY 2024]

 

夏に海岸に行くと、浜辺に無数の穴が開いていて、まわりに砂団子が散らばっているのをよく見かけます。スナガニの仲間です。穴の中で暮らし、砂についた栄養分を食べたあと、団子にして捨てます。とても敏感に周囲の気配を察知するので、なかなか姿が見られませんが、近くで静かに待っていると、顔を出します。