はなやすり出版文化を考える会(10/19)・内容変更

10月19日(土)に開催する「はなやすり出版文化を考える会」の内容を一部変更します。

第四回となる今回の内容は、

〇題目1「文学者を知る11~15」
〇題目2「和紙産業と出版活動」
〇題目3「2025年度、月刊『HANAYASURI』について」

と題し、考えます。

題目1で取り上げる文学者は、重要文学者一覧(下記、PDFをご覧ください)をご確認ください。今回は、「薄田泣菫」「若山牧水」「浜田広介」「金子みすゞ」「島木健作」の5人を取り上げます。初めての方は、第二回、第三回のまとめの記事内に、「文学者を知る1~10」の資料がありますので、ご覧ください。

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第三回のまとめはこちら

第二回のまとめはこちら

題目2では「和紙」について考えます。全国には、およそ70か所以上の和紙の里があります。かつてはもっとありましたが、洋紙の登場や生産の機械化により、自然の循環を活かして営まれる和紙の生産を続けている地域は、大きく減っています。

和紙を重要な伝統産業と捉えている地域では、岐阜県の美濃和紙は、紙を漉く職人だけでなく、和紙の生産に用いられる道具を作る職人も地域に暮らしており、土地の自然とともに産業が成立しています。長野県には、全村で和紙の生産をしていた地域があり、現在は伝統を継承する活動をしている方々がおられます。

和紙の技術を活かした新たな取り組みも生まれています。青森県の津軽には、廃棄していたリンゴの枝を用いて紙を漉き、出来上がった和紙を使って工芸品を作っている地域があります。世界に目を向ければ、アフリカなどで生産されるバナナの葉を使ったバナナペーパーも日本の和紙生産技術が応用されています。

和紙の文化を学び、出版が担う役割について考えます。

追加となる題目3は、来年5月に復刊を予定している月刊「HANAYASURI」について編集人としての考えをお伝えします。休刊から半年が経過しましたが、いよいよ復刊に向けて始動します。来年度の「HANAYASURI」の取り組みに、積極的に関わりたい方がいらっしゃいましたら、是非ご参加ください。復刊までの流れや予定・検討している内容など、まずは話を聞いてみたいという方も歓迎です。

 

<会場>

名古屋国際会議場 会議室433

会場のホームページはこちら

<日時>

2024年10月19日(土) 13:15開始 16:30終了 ※途中、休憩を入れます。

<参加資格>

①1977年1月1日以降生まれの方

②出版に関する知識は、まずは必要ありません。豊富な知識よりも出版について興味・関心があり、ご自身の様々な体験を通した経験をもとに、話し合いに参加できる方を歓迎します。話し合いに参加して、今、取り組んでいる活動や、携わっている仕事に活かしたい方、出版社がつくられていく過程を目の当たりに出来るという稀な機会を一緒に楽しみながら考えたい方も、ぜひお越しください。

<参加費用>

1,500円(会場費、資料費等に使用します)

<定員>

15名

<懇親会>

終了後、懇親会を予定しています(17:30~19:00、場所:コメダ珈琲店)。お気軽にご参加ください。

終了しました。ご参加いただきありがとうございました。

 

「秋の観察会 in 富貴」のお知らせ

夏に続き、2回目となる武豊町・富貴での観察会です。知多半島の内陸部は、南北に半島の背とも言える小高い山が続き、雑木林が残っています。武豊町自然公園もその一つです。5月には松林でハルゼミが鳴いており、6月の観察会では、ノコギリクワガタやコクワガタを見つけました。夏の間にぎやかだったセミたちは、そろそろ鳴き終わる頃です。雑木林に訪れた静かな秋を感じながら、観察して歩きます。(写真は9月に撮影。下の写真は雑木林に生息する鳴く虫、ササキリ)

〇日程/2024年10月6日(日)

〇時間/13:30集合~15:30頃、終了予定 ※場合によっては30分ほど延長することもあります。余裕をもってご参加ください。

〇集合場所/武豊町自然公園・駐車場 地図はこちら

※自動車の場合は、武豊自然公園南門の駐車場にお越しください。場所が分かりにくいため、不安な方は分かりやすい場所で待ち合わせますので、お知らせください。電車の場合は、最寄りが「富貴」駅になります。13:13着の電車(河和行き、急行)でお越しいただけましたら迎えに行きますので、その旨お知らせください。駅からは車で7~8分ほどです。

〇費用/無料

〇その他/観察会の前に、お弁当など昼食をとられる方は、各自ご用意ください。トイレは展望広場にありますが、なるべく済ませてからお越しください。やぶ蚊の対策(虫よけスプレー、長袖、蚊取り線香など)をお願いします。少し長い距離(約2キロ)を歩きながらの観察となります。汚れてもよい、歩きやすい靴でお越しください。メモを取る場合は、筆記用具をご用意ください。虫捕りをしたい方は、虫かご、虫捕り網などをご用意ください。

★予定の変更など/開催日の前に、予定の変更など、ご連絡をする事があります。その場合は、お申し込みいただいたメールアドレスにご連絡しますので、お手数ですが、当日の前に一度メールをご確認ください。よろしくお願い致します。

 

終了しました。ご参加いただきありがとうございました。

 

9月・10月の観察会スケジュール

9月に入りましたが、まだまだ暑い日が続いています。8月下旬、9月上旬に名古屋市北区西味鋺と阿久比町で「鳴く虫の観察会」を開催し、秋の観察会シーズンが始まりました。9月、10月の観察会は、以下の通り、予定しています。たくさんのご参加をお待ちしております。

 

「第5回 椋鳩十を読む会」※終了しました。

日時:9/21(土) 13:00~17:00

場所:昭和生涯学習センター・視聴覚室

◇奇数月第三土曜日に開催している「椋鳩十を読む会」。今回は「クマバチそうどう」を読みます。また、椋鳩十の詩を歌にした唱歌を練習します(今回はグランドピアノを使用します)。

 

「鳴く虫の観察会」※終了しました。

日時:9/22(日・祝) 18:30~20:00頃終了予定

場所:阿久比町役場付近の田んぼ

◇9/7に続き、阿久比町での「鳴く虫の観察会」です。秋分の日を迎え、秋の雰囲気も深まってきた田んぼ周辺を散歩して、虫の音に耳を傾けます。

 

「秋の観察会」※終了しました。

日時:10/6(日)  13:30~15:30頃終了予定

場所:武豊町自然公園

◇6月に続き、武豊町自然公園で観察会を開催します。10月に入り、ツクツクボウシも鳴き終えて、静かになった雑木林を散策します。どのような花や虫たちと出会うでしょうか。秋の気配を感じながら、観察します。

●参加のお申込は、9月下旬に内容の詳細を掲載します。

 

「第21回 西味鋺観察会」

日時:10/26(土) 10:00~12:00 ※終了しました。

場所:矢田川・水辺の広場(西味鋺コミュニティセンター集合)

◇名古屋市北区で開催している「西味鋺観察会」。地域に暮らしている親子の方たちが毎回参加して、春に咲く野の花を観察したり、川に入って虫を捕ったり、楽しく活動しています。「自分たちが暮らす地域でも観察会がしたい」と考えている方がいらっしゃいましたら、是非ご参加ください。

 

第三回出版文化を考える会・まとめ

8月26日、第三回目の出版文化を考える会を開催しました。

午前10時に地下鉄西高蔵駅から徒歩数分の高座結御子神社に集合。その後、熱田の代表的な史跡を巡りました。

午後は、名古屋国際会議場で、話し合いをしました。前半は、フィールドワークで回った場所をおさらいし、「あつたデータベース」の構想をお話しました。熱田の歴史については、すでに多くの方々の地道な取り組みによる優れた資料・書籍があります。宮宿は、東海道のなかでもっとも大きな宿でした。多くの文学者や学者が訪ねた歴史があり、人々の交流が盛んだった土地です。おそらく、これまでに熱田を訪問したことが伝えられている人だけでなく、他にもよく知られた人物が訪ねているはずです。熱田を訪ねたことが記された日記などの記述を収集し、データベース化し、外から見た「熱田」を知る事で、魅力をさらに発展させることができるのでは、という話に行きつきました。

その後は、完成した40人の文学者リストから、8人を取り上げ、その文学者が重要である理由をお話しました。また、今後の流れとして、来年2025年は、文学誌発行に向けての準備期間とし、2026年の創刊を目標とすることもお知らせしました。

資料はこちら→ 第三回出版文化を考える会・資料

次回は10月26日(土)の開催を予定しています。「文学者を知る」は、10人分をお話します。もう一題は、「和紙・地域・自然」をテーマとする企画案についてお話します。また、来年2月から2年間、名古屋国際会議場が休場となるため、現在の形での「出版文化を考える会」は年内で一旦終了します。残り二回となりましたが、興味のある方は是非ご予定ください。

 

「鳴く虫の観察会 in 阿久比」のお知らせ

鳴く虫の観察会のシーズンとなりました。今年も猛暑となった夏ですが、そろそろ虫たちが野や町にあらわれて、翅を震わせて鳴いています。6年目となる阿久比町での鳴く虫の観察会です。この観察地は、知多半島において、一か所で、もっともたくさんの種類の虫の音が聞こえる場所の一つです。その数はおよそ30種ほど。愛知県では50種ほどの鳴く虫が記録されていますので、その半分以上がこの場所に生息しています。今年は9月上旬と9月下旬、2回開催します。(下の写真はウスイロササキリ)

〇日程/2024年9月7日(土)、9月22日(日)

〇時間/18:30集合~20:00頃、終了予定 ※集合時間を変更しました。

〇集合場所/阿久比町役場駐車場 地図はこちら

※電車でお越しの場合は、最寄りが「阿久比」駅になります。駅から町役場までは、徒歩7分ほどです。

〇費用/無料

〇その他/食事は済ませてからお越しください。トイレは役場に隣接する公民館にあります。メモを取る場合は、筆記用具をお持ちください。外灯のある舗装された道を歩きますので、懐中電灯等は必要ありませんが、鳴いているところを観察したい方はLEDライトがあると便利です。

 

終了しました。ご参加いただきありがとうございました。

 

椋鳩十を読む会・9月

奇数月第3土曜日に開催している「椋鳩十を読む会」。椋鳩十の文学作品を読み解きながら楽しく活動しています。今回は、以下の内容で行います。

〇日程/2024年9月21日(土)13:00~16:30

〇場所/昭和生涯学習センター・視聴覚室

〇アクセス/名古屋市営地下鉄「御器所」駅下車。2番出口を出て、御器所ステーションビルを右折し真っすぐ5分ほど歩くと着きます。有料駐車場有り(1回300円)。

地図はこちら → 昭和生涯学習センターの場所

〇参加費/大人500円、子ども(小学生以下)250円 ※資料代、会場代に使用

〇内容/①近況報告 ②課題図書「クマバチそうどう」 ③歌の練習

〇備考/・「クマバチそうどう」は「椋鳩十の小動物物語」(理論社)に収録されています。・歌について、今回はグランドピアノを借りて練習します。これまでに参加されている方は楽譜をお持ちください。練習する曲は、「昔なじみ」「祭の音」「心の海」「野いばら」「はなやかなひととき」「一つ星」(※当日配布)「獨りぼっちもいいぞ」(※当日配布)の7曲です。初めての方にはすべての楽譜を当日配布しますので、お気軽にお越しください。

 

はなやすり出版文化を考える会(8/25)内容変更

8月25日(日)開催の「はなやすり出版文化を考える会」の内容を変更します。

第三回となる今回の内容は、

〇題目1「文学者リスト完成版の解説と、文学誌刊行までの流れ」
〇題目2「出版の拠点『熱田』を知る」

と題し、考えます。

新しい文学誌の刊行に向けて、取り上げるべき文学者のリストを4月から作成してきました。8月3日に無事完成し、40人の文学者(表現者・学者)のリストが出来上がりました。以下のPDFファイルをご確認ください。

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これらの文学者・表現者の作品や学者の著書、また、エッセイや言葉を通し、どのように自然を見つめていたのかを探りながら「人と自然のかかわりを文学的にアプローチする」というのが、新しい文学誌の主旨となります。ここに取り上げた文学者たちは、自然にまつわる話だけを書いていたわけではありません。他にも「この人は入らないの?」という人物が思いあたるかもしれません。さまざまな側面から考えて、21世紀の今、あらためて、注目されるべき文学者(表現者・学者)として、この40人を選びました。第三回では、選んだ理由(今回は8人分)と、文学誌の創刊に向けての今後の流れを具体的に考えてみます。

題目2では、出版拠点となる熱田について考えます。具体的には、どのような地形か、どのような歴史的背景があるかなどを資料をもとにお話します。また、当日の午前中に、フィールドワークを行います。現在の熱田は、どのように道が繋がり、周辺がどのような環境なのか、実際に車で回ってみます。

興味のある方は是非ご参加ください。

 

<会場>

名古屋国際会議場 会議室433

会場のホームページはこちら

<日時>

2024年8月25日(日) 13:15開始 16:30終了 ※途中、休憩を入れます。

※フィールドワークは、10:00開始 11:30終了です。集合場所は車・電車ともにアクセスしやすい場所を決めて、直前にお知らせします。

<参加資格>

①1977年1月1日以降生まれの方

②出版に関する知識は、まずは必要ありません。豊富な知識よりも出版について興味・関心があり、ご自身の様々な体験を通した経験をもとに、話し合いに参加できる方を歓迎します。話し合いに参加して、今、取り組んでいる活動や、携わっている仕事に活かしたい方、出版社がつくられていく過程を目の当たりに出来るという稀な機会を一緒に楽しみながら考えたい方も、ぜひお越しください。

<参加費用>

1,500円(会場費、資料費等に使用します)

<定員>

15名

<懇親会>

終了後、懇親会を予定しています(17:30~19:00、場所:コメダ珈琲店)。お気軽にご参加ください。

 

終了しました。ご参加いただきありがとうございました。

 

第二回出版文化を考える会・まとめ

6月29日(土)、出版文化を考える会の第二回目を開催しました。青空に夏らしい雲が浮かぶ良い天気で、名古屋国際会議場のある白鳥公園では、草むらにネジバナが咲いていました。今年は市内でも市外でも、長い期間いろんな場所でネジバナを見かけます。

今回は、「文学者を知る1、2」として「藤井達吉」「いわさきちひろ」を取り上げました。藤井達吉は愛知にゆかりの深い工芸家、いわさきちひろは、子どもの絵をたくさん描いた絵本画家です。ともに文学者ではありませんが、自然をよく観察し、自分の表現に取り入れるという点では共通しています。

「いわさきちひろ」は、自然によく親しみ、イマジネーションを働かせて、「子どもと平和」という自身の表現に昇華しました。同じように自然に親しみ絵本を描いた画家に、昨年逝去された甲斐信枝さんがいます。「雑草のくらし:あき地の五年間」(1985年、福音館書店)など、観察した自然を科学的、直接的に絵に表現された方です。自然を丁寧に捉えるためには、文学的なアプローチと科学的なアプローチの両方が必要です。この二人の画家の作品にたくさん触れて、比較してみると、よく分かるのではないでしょうか。

もう一題は、出版流通の仕組みと、本を作ることについてお話しました。これまでに考えてきた、出版流通や出版社運営の現状と問題点を話したあと、本の制作についての基本的なことがらなどを説明しました。

資料(PDF)はこちら → 第二回出版文化を考える会・資料

次回は、8月31日(土)に開催予定です。次回のテーマは、「熱田を知る」「文学者を知る3、4」です。書肆花鑢の拠点である熱田の土地と文化について、考えます。まずは、午前中(10:00~11:30)にフィールドワークを行います。古墳や遺跡など歴史的に重要な場所、書店、商店街、川などを車も使って巡る予定です。集合場所は、車でも電車でもアクセスしやすい場所を考えています。フィールドワーク後、一旦解散して昼食をとり、午後は、通常通り13:15~16:30に国際会議場で話し合いを行います。「文学者を知る」は「椋鳩十」「早船ちよ」を取り上げる予定です。興味のある方は、是非ご予定ください。

 

椋鳩十を読む会・7月

奇数月第3土曜日に開催している「椋鳩十を読む会」。椋鳩十の文学作品を読み解きながら楽しく活動しています。今回は、以下の内容で行います。

〇日程/2024年7月20日(土)13:00~16:30

〇場所/昭和生涯学習センター・第2集会室

〇アクセス/名古屋市営地下鉄「御器所」駅下車。2番出口を出て、御器所ステーションビルを右折し真っすぐ5分ほど歩くと着きます。有料駐車場有り(1回300円)。

地図はこちら → 昭和生涯学習センターの場所

〇参加費/大人500円、子ども(小学生以下)250円 ※資料代、会場代に使用

〇内容/①話題「大鹿村、伊那谷の話」②課題図書「アルプスのキジ」③歌の練習

〇備考/・「アルプスのキジ」は「椋鳩十の野鳥物語」(理論社)に収録されているほか、いくつかの本で読むことができます。・歌について、これまでに参加されている方は楽譜をお持ちください。初めての方には、当日配布します。

 

2024年後半の観察会について

例年よりもだいぶ遅く梅雨がやってきました。2024年後半の観察会のお知らせです。7月は観察会の予定はありません。8月半ばを過ぎると、街中でも虫の音がたくさん聞こえはじめます。8月下旬から「鳴く虫の観察会」を開催します。

 

〇8月の観察会

「第21回西味鋺観察会」

日時:8/24(土)or  25(日) 19:00頃~

場所:西味鋺コミュニティセンター周辺

◇鳴く虫の観察会です。コミュニティセンターに集合し、周辺にどのような虫の音が聞こえるか観察します。

 

〇9月の観察会

「鳴く虫の観察会」

日時:9/7(土) 19:30頃~

場所:阿久比町の田んぼ

◇2019年から始めた阿久比町での鳴く虫の観察会は、今回で6年目(2022年は雨天のため開催せず)。この場所は知多半島でも有数の鳴く虫の生息場所で、毎年30種以上の虫の音を聞くことができます。また、タイワンクツワムシが生息する場所でもあります。今年も周辺の環境を知りながら、どのような場所にコオロギやキリギリスの仲間が生息しているのか考えます。

 

10月以降は「秋の観察会」として小野浦、富貴(武豊町自然公園)での観察会を計画しています。秋の生きものの様子や、風景の変化を感じられる観察会にしたいと思っています。また近くなりましたら、お知らせします。