12月22日、五回目となる出版文化を考える会を開催しました。
第一題は、「文学者を知る」です。これまで15人の文学者・表現者を取り上げてきましたが、新たに5人の表現者を紹介しました。「自然を見つめる」という言葉を聞くと、まずは、草花に親しんだり、観察したり、生きもののライフサイクルを考えたり、といった事柄が思い浮かぶかもしれません。「内なる自然」という言葉がありますが、自分自身の身体や心の状態をよく観察すること、他にも、その地域の自然に包括された土地に生きる人々の仕事や習慣を知ること等も、自然を見つめることなのだと思います。表現者たちの体験や経験に基づく言葉の数々は、現代に生きる人々が忘れかけている、大切な事柄に気づかせてくれるものだろうと、資料作成と話し合いを通じて感じました。
第二題は、前回に引き続き、「和紙と産業」についてです。飯田市の「久堅和紙」と、インドの出版社「タラ・ブックス」について考えました。
資料はこちら→ 第五回資料
さて、お知らせの通り「出版文化を考える会」は、しばらくお休みします。次回は、来年6月に熱田区内の会議室に場所を変更して開催する予定です。引き続き、過去の出版文化について学びながら、二十一世紀における出版活動の在り方を一緒に考えていきたいという方がございましたら、ご参加ください。次回開催までの期間も本会の内容についてのお問い合わせは、受け付けております。内容に興味のある方がございましたら、お問い合わせフォームより、ご連絡ください。